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2月7日

かおりがわたしと学食を食べるためにわざわざ大学まで来てくれた。俳句を教えて欲しいと言う。そんなの、そんなのわたしのことが好きだからに決まってる。うれしくてたまらなくなる。俳句はね、世界でいちばん短い詩なの。大学のともだちのこといろいろ考える。かおりが最後にプレゼントをくれた。綺麗な文庫本カバーだった。なんとなく、一生たまに連絡を取り合う仲になる気がした。こういう時のなんとなくは限りなく絶対に近い予知だと思う。

 

テスト前最後の講義を受け、教授と面談した。教授はマスクをしながら「わたしは風邪ではないのですが、ゼミ生がインフルエンザでたくさん倒れているので、少しでもその空気を分け与えないようにということです、風邪ではないのですが」二回言った。かわいいと思う。教授のことほんとうにありがたいと思うようになった。もしわたしのせいで教授の悪いうわさが流れているのなら胸が痛い。

カフェテリアでかおりに手紙を書き、螺旋階段の下に隠して仙台へ。

 

 

送別会したばっかりなのにまた浅野と会う。なんとなく敬語になってしまう。というか浅野は年上なので本来常に敬語であるべきなんですけど…

中東から来た歌人と、東京から来た歌人を迎えてごはんを食べた。駱駝の話、たばこの話、方言の話をした。短歌は好きですか?と聞いてみる。わたしは短歌が好きな人に、短歌は好きですか?と聞いて、その人が、好きです、という顔をするのをみるのが好きだ。

 

れいんちゃんの短歌は雪のイメージ。と言われ、驚き、うれしい。たしかに雪の歌が多い。あまり意識したことはなかったけれど雪で詠むときは自然と言葉が出てくる。

 

お会いできて嬉しかったです、とDMすると、れいんちゃんのこと手強いと思っていたから絶対に会いたかったんだ。と言われる。手強いのか。なるほど、おかしい。いろんな人がわたしに抱く思いを三文字で言い切ったら、手強いなのかもしれないなと思った。

 

ダビドフ、へんな味がした。砂漠の味?