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12月21日

10:30に起きて、となりで先輩がすやすや寝ているのをずっと見ていた。身体が気怠いけれどこっからまた寝られる気もしない。眠っている先輩は3頭身にデフォルメされたアニメのキャラクターみたいに少し微笑んでふにふにしていて、超かわいかった。馬乗りになって起こしたい、と思って、12:30にそうした。先輩は、照れも笑いもせず、あ〜いま何時、と言ったので可笑しかった。おいしい親子丼を奢ってもらう。プリンも。ひさしぶりに感動する味だった。炭火で照り焼きにしてからやきとりの卵とじにして、卵黄だけ卵かけご飯みたいにしてるんだな。玉ねぎがないととろとろ感を際立たせることができる。おそらく仕上げにほんのすこし山椒を振っている。おいしいもの食べた時に舌で紐解くことができるようになってきた。

 

昔ながらのアイスキャンデー買ってもらう。食べたことないのに懐かしい気がする。この棒が傾いているのが手作りっぽくていいよね。ああ、わかりますわかります。

 

たばこを吸ってからバスに乗った。先輩のことくやしいけど好きだと思った。いつのまにかわたしが追うほうになっている。バスの中でいろいろと書きたいものがあったはずなのにSAに停まったことも記憶にないほど熟睡していた。

 

 

タツさんと18:30、三越の花屋で待ち合わせた。ファンデーションすごいボロボロだけど大丈夫?うるさい…大丈夫じゃないです。太った?とか肌荒れた?とか老けた?とか言ってくれるともだちを大事にしたほうがいいんだろうなと思う。ショックだけど。おいしいお蕎麦を食べ、ページェントをふたりで歩いた。「いつもよりさらに服の趣味がいいですね、眼鏡もいい、髪も切った?かっこいいじゃん」「れいんちゃんはこういう格好が好みだろうと思いまして」「うわ、むかつく、ちょっとときめいてしまった」。一生ひとりで暮らすんでしょうかね、みたいにぽつぽつ言ってはお互いのことをあなたは大丈夫でしょと慰め合う。「おれ、気づいちゃったんだよね、どうやらひとりでは生きていけないぞって」「わたしは中学生の時からそれに気付いていたから恋愛ばっかりしちゃったんですよ」。メディアテークでは富岡と東北の震災アートみたいなやつやっていた、あんまり見たくなかったのでミュージアムショップちょっと物色してそそくさ出る。帰るつもりだったけれどお酒を飲みたくなってしまい結局バーへ。最近stepper1985が気に入りすぎてついつい来ては1杯だけ飲んで帰るのをやってしまう、立て続けに毎回違う男を連れて来る女だと思われていそうでキツいけれど、好きな人のこともここに連れて来たい…。どのお酒も美味しくて、照明も気が利いている。狭くてこだわりのある秘密基地みたいなバー。気になってフルーツカクテルの値段を聞いてしまったけど、こんなに粋じゃないこともう二度としないようにしよう。値段の書いていないメニューも臆せず頼めるようになりたい。タツさんに奢らせてしまったので次わたし奢りますといってハシゴ。葡萄酒小屋。たばこ吸える小さな個室。相変わらず料理に時間がかかるらしいのでスパークリングと赤を一杯ずつ。テンポドロップの話する。どうしても液体の中身が気になるのだという。しょーのー、らしいです、樟脳。化学式は? C10H16O。カンフル? あ、すごい、別名カンフル…。こういう会話を愛している。

 

たのしく会おうと思っていただけなのに、タツさんも探して全部読んでくれていたらしい。人間のすることじゃないよ。と言ってくれる。ミュージシャンだからって演技もできるとは限らない、みたいなことなんじゃない。と言われ、ああ、そうか、また恥ずかしいなと思った。家に帰るまでにたくさん写真が送られて来て、そこそこ可愛い顔で笑えていて安心した。ちゃんと笑えている。またすぐ飲もうね。と送ると、「思ったより元気そうで安心したよ」と返ってくる。なんだよ。そんなに心配してくれてたなんて。うれしくてiPhone抱いたまま眠る。

 

守られてばかりだ。